2010年9月9日木曜日

Annual Mugs


ロイヤルコペンハーゲンのイヤーマグ。
1967年から今なお毎年続いており、蒐集、記念贈答と要望の多い商品のひとつです。
「う~ん、私の生まれ年のが無いなあ。
え、1967年から?そりゃいくら探しても無いね・・・」
運良く?自分や親しい人の生まれ年が当たれば良いですが、デザインがお好みに合わないことも。
「こっちの方がいい。こんなことならあと3年後に生まれたら良かった・・・」 

皆さま、それぞれに想いを馳せて、選んでいただいております。

2010年9月6日月曜日

Relief Azur Cordial


Relief, Azur, Cordial
デンマークが生んだ世界的デザイナーにしてDansk社の創設者でもある、Jens H. Quistgaard(イェンス・クイストゴー)のデザイン※2。半世紀を越える今となっても、本国を中心に世界中で愛されております。
Dansk社での彼の仕事と、DVD [A Sourcepan for my wife] などから散見される、彼の日本への造詣の深さ※3は、これらのシリーズからも、日本人の遺伝子にも訴える不思議な親近感となって現れております。
どれも日常的で、まさに「用の美」を満たした使い勝手の良いものたちばかり。どれから使うか迷うほどです。
日を追うごとに未見の作品が現れたり、公式な事実が不安定な部分もあることから、確実なアーカイヴ作成はなかなか困難な作業ではあります。
日本でもどんどん認知されている彼の魅力。膨大な彼の作品の軌跡を、これからも可能な限り追っていきたいと思っています。

※1 [Azur] [Cordial] の名称は、Nissen社譲渡後のバックスタンプにデザイン名として記載あり。Azurに対する「プラム」やReliefの「リーフ」は俗称。[Relief]については2010年Randersで開催されたRichard Nissen展のリーフレットに詳細が記載。
※1,2 1957年にKronjyden窯へ最初の [Relief] デザインを提供した事実についても前述リーフレットに記載。
また、www.jensquistgaard.com より、現在廃版のリーフレットで [Azur] が彼のデザインによるプロダクトである事は確認。その他、Aalborg在住の氏のご親戚の方から、口頭ですが彼の作品であるというお話もいただきました。
※3 生涯3人の女性を伴侶とした中で、2番目の奥様が日本人であったそうです。
※追記: 各製造開始年 ― Relief 1959 / Azur 1963 / Cordial 1972
 CordialのカラーバリエーションはBing&Grondahl製造で、1983~87の5年間のみ。