2014年2月22日土曜日

"Danish Bread" is "NOT DANISH"


バターたっぷりに練り込んだ層状の生地。食パンからお菓子仕立てのものまで、香ばしさがたまらないデーニッシュ・ペストリーは、日本でもごくごく馴染みのあるもの。しかし実は元々はオーストリアのものと言うと、ちょっとビックリです。

デンマークにこの製法が伝わったのは1850年頃。当時ストライキで作り手がいなくなったパン屋さんは、オーストリアからパン職人を招聘。彼らからバターを使ってフレーク状に焼きあげる技法が伝わりました。今でもデンマークでは「ヴィエナブレッド(ウィーン風のパン)」と呼ばれる由縁です。後にアメリカに渡り大ヒット、あらためて「Danish Bread」となり、日本に伝わったと言われています。

余談ですが、コペンハーゲン駅前にど~んと大きく構える名物パン屋さん「アンデルセン」。こちらは日本のあのアンデルセンのデンマーク店になります。現地の人も知らないお話…と言いいますか、筆者もずっと"逆"だと思ってました(^-^;

Tips via Susie Yankowicz.

2014年2月21日金曜日

"Æggefrit"


デンマークの新聞Politiken.dkのお料理コーナーの1品「エッグフリット」にUmbra(Brown Azur)が使われていたのでご紹介。実は現地のヴィンテージの盛り付けに出会う機会はなかなか無いので、ちょっと貴重なワンショットです。

レシピも掲載されています。デンマーク語を根性翻訳(^^; してみるところによると、「180度のグレープシード油で素早く揚げた生卵にルバーブとキュウリのワイン酢漬けを添えて」といったことが書いてあります。ランチでサクッと頂きたい感じでしょうか。

Politiken.dk [Æggefrit] - http://goo.gl/tLK5Ne

2014年2月3日月曜日

Joska Keramik


Jonna Lutzhoft, Svend Nielsen, Karen Karberg の3人の陶芸家の頭文字から名づけられた古窯、デンマーク・Joska (ヨスカ) 窯のマグ。1950年代の作品です。
かなりガブ飲み?なサイズですが、個人的にはペン立てに使ってみたり。案外現地ではビールだったかもしれませんね…

ヨーロッパでは、(主産業外で)作陶を芸術的に評価し取り扱う風潮は、実はわりとここ半世紀ぐらいの話です。ヨスカはそういった小規模な作家活動を行う窯としては戦前(1936年)からと歴史が古く、アーティスティックなモダン陶芸展開の先駆けだったと言えます。

シャモット(レンガなどに使う焼成土)を使った技法は、お城が多く、またその領地内で窯を築くことが多かったヨーロッパの風土ならでは。あたたかくやさしい素地感や使い心地、ミニマルなデザインなど、北欧陶芸の中でも見所いっぱいの作品です。


2014年2月2日日曜日

"juliste"


こちらは1960-70年代の、ヘルシンキの旅行代理店ポスター。
http://www.flickr.com/ph…/sandiv999/4501065915/…/photostream
幾何学的な構成がノスタルジック。グリーンの使い方もとても印象的です。

Vintage Tour Leaflet Denmark


http://goo.gl/cwPP4f
Danish National Travel Officeによって1965年に発行された旅行者用マップ。
古くも新しくもない、素朴な切り絵仕立てが道中を楽しくしてくれる様です。

2014年2月1日土曜日

Making of "Stool 60"


Artek/Vitra社の名作「Stool60」のメイキング。
http://vimeo.com/67113348
1935年の登場より愛され続ける、定番スツールの製作過程がわずか4分の映像にスタイリッシュにまとめられています。