2010年10月19日火曜日

Talkin'bout J.H.Quistgaard




6月デンマーク滞在中、イェンス・クイストゴーの姪御さん(彫刻家であった実兄の娘様)にあたられるAaseさんとティータイムを持つという幸運に恵まれました。クイストゴーの知られざる人物像に触れること1時間。ここで収穫だったのが、いろいろアバウトだった、彼の作品か否かについての諸々が、資料や現物を元に、随分とあきらかになったこと。定番のAzurはもとより、Eslau(写真中央)、Palshus窯(右)と次々と裏付けが。
「彼は生涯3人奥さんをもらったんだけど、2番目の奥さんは日本人だったのよ」
親日家であった彼ならでは事実も飛び出し、驚きと興奮の連続。

…実は彼女、全く英語が話せず。同伴の取引先に英訳してもらいながらで、会話の行き違いもあって随分失礼しました。それでも、前述の一言に表れてる様に、親身に話して下さり、感謝の言葉もありませんでした。


彼がプレゼントしてくれた(本人も座った)というレザー製バットチェア。
「わたしがもうダメなときには手放してあげる」
…素直に喜べません(^^;

2010年9月9日木曜日

Annual Mugs


ロイヤルコペンハーゲンのイヤーマグ。
1967年から今なお毎年続いており、蒐集、記念贈答と要望の多い商品のひとつです。
「う~ん、私の生まれ年のが無いなあ。
え、1967年から?そりゃいくら探しても無いね・・・」
運良く?自分や親しい人の生まれ年が当たれば良いですが、デザインがお好みに合わないことも。
「こっちの方がいい。こんなことならあと3年後に生まれたら良かった・・・」 

皆さま、それぞれに想いを馳せて、選んでいただいております。

2010年9月6日月曜日

Relief Azur Cordial


Relief, Azur, Cordial
デンマークが生んだ世界的デザイナーにしてDansk社の創設者でもある、Jens H. Quistgaard(イェンス・クイストゴー)のデザイン※2。半世紀を越える今となっても、本国を中心に世界中で愛されております。
Dansk社での彼の仕事と、DVD [A Sourcepan for my wife] などから散見される、彼の日本への造詣の深さ※3は、これらのシリーズからも、日本人の遺伝子にも訴える不思議な親近感となって現れております。
どれも日常的で、まさに「用の美」を満たした使い勝手の良いものたちばかり。どれから使うか迷うほどです。
日を追うごとに未見の作品が現れたり、公式な事実が不安定な部分もあることから、確実なアーカイヴ作成はなかなか困難な作業ではあります。
日本でもどんどん認知されている彼の魅力。膨大な彼の作品の軌跡を、これからも可能な限り追っていきたいと思っています。

※1 [Azur] [Cordial] の名称は、Nissen社譲渡後のバックスタンプにデザイン名として記載あり。Azurに対する「プラム」やReliefの「リーフ」は俗称。[Relief]については2010年Randersで開催されたRichard Nissen展のリーフレットに詳細が記載。
※1,2 1957年にKronjyden窯へ最初の [Relief] デザインを提供した事実についても前述リーフレットに記載。
また、www.jensquistgaard.com より、現在廃版のリーフレットで [Azur] が彼のデザインによるプロダクトである事は確認。その他、Aalborg在住の氏のご親戚の方から、口頭ですが彼の作品であるというお話もいただきました。
※3 生涯3人の女性を伴侶とした中で、2番目の奥様が日本人であったそうです。
※追記: 各製造開始年 ― Relief 1959 / Azur 1963 / Cordial 1972
 CordialのカラーバリエーションはBing&Grondahl製造で、1983~87の5年間のみ。